Appleは、Proview Technologyと和解してから一息つく間もなく、中国で新たな商標権侵害訴訟に直面した。
中国の技術系サイトM.I.C. Gadgetが現地時間7月2日に伝えたところによると、日用化学品会社のJiangsu Xuebaoは同社の保有する「雪豹」(Xuebao)の商標権が侵害されたとして、上海でAppleを提訴したという。Jiangsu Xuebaoは、英字表記の「Snow Leopard」を商標登録しているわけではないが、中国語でこのOS名を意味する「雪豹」を、2000年に商標として申請していた。
AppleはSnow Leopardの名称を比較的最近の「Mac OS X」シリーズの1つに採用し、2009年にリリースした。同社はその後これを「OS X Lion」にアップグレードし、2012年7月中には「OS X Mountain Lion」をリリースする予定だ。Jiangsu XuebaoはAppleがSnow Leopardという名称を使用したことを問題視しているようだが、そうしたMac OS Xの歴史をみると、今になって訴訟を起こすのは奇妙な感じがする。
M.I.C. Gadgetによると、Jiangsu Xuebaoはそれほど多額の現金を要求しているわけではなく、8万645ドルと、Appleからの公式な謝罪を求めているという。
M.I.C. Gadgetによると、上海の裁判所は7月10日に本件を審理する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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