多数のメーカーがさまざまな形状やデザインに工夫を凝らして競争を続けるトンデモケータイ業界。その中で着々と人気を高めているデザインの製品がある。それはミリタリーケータイとでも呼べばいいのだろうか。迷彩カラーに身を包み、防水やライト内蔵などアウトドアでもガンガン使えそうなタフな製品だ。今や老若男女が分け隔てなく使うようになったケータイだが、やはりちょっと変わったケータイを欲しがるのは男性が多いのだろう。そしてそんな男子たちの心をくすぐるのがミリタリーケータイ、なのである。
ミリタリーケータイにもさまざまな種類があり、最近では落としても壊れない剛性をアピールするものもある。だがそのほとんどが落とすと壊れること間違いないのでメーカーの言うことは真に受けないほうがいい。「書いてあることや謳い文句は信じてはいけない」、これトンデモケータイ全般に言えることである。しかもネットでこれらのミリタリーケータイを検索してみると、ほとんどが水中に沈めたりしているので「撮影するほうも大変だなぁ。何台壊しているんだろう」などと、変なところばかり気にしてしまう筆者であった。
そんなわけで本来アウトドア用途を考えた製品が多いミリタリーケータイの中にあって、オフィスでも使えてしまいそうな製品を発見。というのも本来ならパーツ数を減らして水や埃が入ることを防ぐべきなのに、このケータイはあろうことかフルキーボードを搭載しているのだ。30個近いキーボードがあれば隙間も多いから故障の原因になってしまわないのだろうか?でもこれを発見したのはインドネシア。実はインドネシアはなぜかあのBlackBerryの人気が高く、みんなでキーボードのアルファベットをたたきながらメッセージのやり取りをしている国なのだ。
突然のスコールも多く、東南アジアだけに舗装されていない道路も多いインドネシア。となればミリタリーケータイは必然というか国民がみな欲しがる製品なのかもしれない。そしてBlackBerryが人気とあれば、その両者を融合したケータイが出てくるのは当然だったのだろう。インドネシアの首都、ジャカルタで入手したこの「フルキーボードミリタリーケータイ」、そのカッコ良さから「ミリケー」と略したくなるトンデモケータイを今回はご紹介しよう。
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