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運営者が“面”でつながることにも期待--Coworking Conference TOKYO 2012開催

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 新しい働き方「コワーキング」にさまざまな意見が集まり、コワーキングスペースを設立する動きが活発化してきた。当初都市部を中心に展開してきたスペースも、現在では全国各地、約100カ所にまで広がった。

 そうした中、全国のコワーキングスペースオーナーやその利用者らが集まるカンファレンス「Coworking Conference TOKYO 2012」が2012年6月16日に開催された。

 会場となったのは、コクヨの品川オフィス。この品川オフィスは「エコライブオフィス」として社外関係者に開放するなどしてきた。同社は新しい働き方に対して積極的な取り組みを続けており、4月にオープンした渋谷ヒカリエにも、メンバー制オフィス「MOV」をオープンしている。会場には、東北から沖縄のコワーキングスペース運営者をはじめ、コワーキングスペース利用者、コワーキングに興味のある人たちら500名以上が集った。


Coworking Conference Tokyo2012 実行委員会で実行委員長を務めたDozen代表取締役の松田顕氏

会場全体が「コワーキング」の雰囲気で進んだカンファレンス

 カンファレンスは、Coworking Conference Tokyo2012 実行委員会 実行委員長であるDozen代表取締役の松田顕氏のあいさつからスタートした。松田氏は数年前からコワーキングについて調査、研究をしており、自身もコワーキングスペースをよく利用しているという人物。「コワーキングというキーワードにこれだけの人が集まったのは、コワーキングを楽しむ人のつながりが大きくなったからこそ。そうした動きをさらに活性化していくきっかけになればいい」(松田氏)

 オフィスの2階で行われた基調講演では、東京・経堂にある「PAX Coworking」のオーナーである佐谷恭氏、神戸「カフーツ」のオーナーである伊藤富雄氏、東京・調布「cococi」のオーナーである市川望美氏らが登壇し、コワーキングが活性化してきた社会情勢や、コワーキングによるこれからの働き方のあり方などについて議論した。

 その後同フロアでは、全国36カ所のコワーキングスペース運営者たちがスペースの特徴を紹介し、参加者交流を図るブースが展開された。日頃お互いに顔を合わす機会のない運営者同士や、今後コワーキングに取り組んでいきたい参加者らが意見を交換し、会場は大いに盛り上がった。

 一方オフィス5階では、運営者や利用者、士業関係など、コワーキングに関係する人たちによる交流が図られたのち、コワーキングにまつわるセッションが開催され、スペース運営に際する採算や、コワーキングから生まれたプロジェクト、スタートアップや育児に関わる女性とコワーキングとの関わりなどが議論された。セッションでも、登壇者と参加者が一体となって活発な議論がなされるなど、会場全体がまさに「コワーキング的」な雰囲気となっていた。


実行委員会のメンバーでもある、「ZEN Coworking」オーナーの山川順治氏

運営者が“面”でつながることにも期待

 実行委員会のメンバーでもある、「ZEN Coworking」オーナーの山川順治氏はカンファレンスの目的について「スペース運営者同士の関係」を挙げる。

 「全国で多くのスペースができてきたが、それが“点”になってしまっては意味がない。運営者同士がつながり、顔が見える関係になることによって、ネットワークやノウハウや意見のシェアができる。そうした、“点”ではなく“面”の連携によって、全国でコワーキングが活性化していくきっかけになれば」(山川氏)

 開催までの準備も、ソーシャルメディア上でのやりとりが中心となった。その過程でも、コワーキングスペース同士の交流が図られ、各スペースが持つ悩みを共有する素地ができた。そしてまた、このカンファレンスを通じて、新たなスペースが誕生することも期待される。


のべ500人以上が参加者。各セッションでは、参加者をまじえて議論がなされた

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