米Yahooは、エグゼクティブバイスプレジデント兼最高売上責任者(CRO)として、Michael Barrett氏を迎え入れた。
Yahooが米国時間6月18日に発表したところによると、Barrett氏は世界市場における同社の広告売上と広告業務の責任者になるという。Barrett氏は、新しい役職において、暫定最高経営責任者(CEO)であるRoss Levinsohn氏の直属となる予定で、7月からCROとしての職務を開始するという。
この件について初めて報道したのは、All Things Digitalだった。
Barrett氏はオンライン広告会社AdmeldのCEOを務めていたが、検索大手のGoogleが2011年に4億ドルで同社を買収したのに伴ってGoogleに入社した。だが、その後もAdmeldは以前と同じように業務を継続しており、実際、同社のウェブサイトには今でもCEOとしてBarrett氏の名が掲載されている。
Barrett氏の参加は、Yahooで大きな変化が進行中であることを意味するとAllThingsDは伝えている。AllThingsDの情報筋によれば、Yahooは広告テクノロジ事業からの撤退を検討しており、Barrett氏が得意とするデジタル広告販売に専念することになるだろうという。ただし、どうするかについての最終的な判断はまだ下されていないとのことだ。
いずれにせよ、Yahooが何らかの新しい取り組みを必要としていることは明らかだ。同社の2012年第1四半期の売り上げは10億7700万ドルで、前年同期比でわずか1%の増加だった。売り上げがほぼ横ばいとなったのは、ディスプレイ広告の売り上げが4%減った一方で、検索関連の売り上げが8%増えたおかげだ。
Barrett氏には広告事業における長いキャリアがあり、Fox Interactive Media、AOL、Disneyで販売を担当していた。また、Yahooが買収したGeoCitiesで働いていた経験もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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