大阪府立大学とシャープは6月14日、大学の先進的な学習環境の構築に向けた共同事業の一環として、大阪府立大学総合リハビリテーション学部の4年次生を対象に、タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を5月より試験的に導入、6月から本格的に開始したことを発表した。
実験では、教科書・参考書を電子化して収録したシャープ製の10.1型タブレット端末を学生に貸与し、臨床実習で積極的に活用する。タブレットによって、教科書の閲覧したい頁をすばやく表示したり、重要な箇所にマーカーやしおりを挿入するなど、電子教科書ならではの特徴を体験できるとしている。
また、実験では問題点なども幅広く検証し、今後の取り組みに向けてあらゆる可能性を検討していくとのこと。実験期間は、5月~11月の予定。結果は、日本総合研究所が主催する「スマートキャンパスライフ研究会」で集約し、課題検討を行うとしている。
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