ソニーマーケティングは6月11日、ソニーのスマートフォン「Xperia」向けに電子書籍アプリ「Reader for Xperia」を6月下旬より配布すると発表した。
対応するのは、同社のXperia製品で、Android 2.3以上の端末。ソニーの電子書籍端末「Reader」とタブレット端末「Sony Tablet」に続くReader対応製品で、コミックと書籍(XMDF/.book/ePUB3)に対応する。なお、雑誌は検証中のため配布当初は未対応としている。
Reader Storeの全フォーマットに対応し、約5万冊以上の書籍とコミックが読める。Xperia版ならではの特長として、ユーザー層を考えて「ライトノベル」のカテゴリを別枠に設置したという。フォントは、Xperiaで見やすい「筑紫明朝体」を使用する。それ以外の機能はSony Tabletと同等で、辞書機能やGoogle/Wikipediaへのリンクは未対応。
なお、利用するには、My Sony IDが必要になる。現時点ではキャリア決済はできない。今後、2012年秋をめどにXperia以外のAndroid端末にも対応していきたい考えだ。
ダウンロードは「Google Play」から行えるほか、NTTドコモから2012年夏モデルとして発売される「Xperia GX SO-04D」と「Xperia SX SO-05D」にはGoogle Playに誘導するアイコンがプリインストールされる。
なお、同社はReaderに関する事業について新たに「デジタルリーディングビジネス部」を設置したと明らかにした。Reader事業を心配する声もあるが、今後はさらに注力していくとしている。
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