「Firefox」の新バージョンがロシアで提供される際、「Google」がデフォルトの検索エンジンとして、ロシア最大手の「Yandex」に取って代わると報じられている。
The Next Web(TNW)によると、ロシアの検索エンジン市場ではYandexが60%を占め、Googleは26.5%程度であるものの、GoogleはFirefoxを開発するMozillaへの貢献をてこに、Firefoxバージョン14のデフォルト検索エンジンとしてGoogleを採用するよう求めていると推測されるという。
GoogleとMozillaは2011年12月、ロシア以外の国で販売されるFireboxでGoogleをデフォルトの検索エンジンとすることで3年間の契約を締結した。
Yandexの広報担当者はTNWの取材に対し、これによる売上と利益への影響はごくわずかだと語った。また、少なくとも2012年末までは、YandexはFirefoxとの現行の契約に基づき、Yandexをデフォルト検索エンジンとするYandexブランドのFirefoxの開発と販売を続けるとした。Yandexは、通常版のFirefoxにおいても引き続き検索エンジンの選択肢となり、ユーザーはいつでも好きな時にデフォルト検索エンジンを変更することができる。
米CNETはGoogleとMozillaにコメントを求めているが、本稿掲載時点では回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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