Appleは米国時間6月11日、同社の技術者向け年次会議Worldwide Developers Conference(WWDC)の基調講演を行う。ここでは、同基調講演の内容を時間軸にそってお届けする(以下時間表示は日本時間)。
1:51AM 会場内には、音楽が流れている。オレンジ色のシャツを着たApple社員が多く見られる。
1:56AM 場内にColdplayの楽曲が流れる。
2:00AM 場内が暗くなる。
2:00AM ビデオが上映される。
2:00AM Siriが登場。「ようこそWWDCに。私は、Siri。本日のバーチャルアシスタントです。場内の雰囲気を和ませるように指示されています」
2:01AM その役割を果たすべく冗談を言うSiri。
2:03AM Cook氏登場。「おはよう」。大きな拍手。
2:03AM 大きな拍手。「皆さんに素晴らしい製品を紹介するために素晴らしい1週間をすごした」とCook氏。
2:04AM 第23回目のWWDCとCook氏。皆さんのほとんどより年上だろう。チケットは1時間43分で売り切れとなったとCook氏。
2:05AM これは、世界的な会議で、来場者は60カ国から。112のセッション、125のラボがあるとCook氏。「コードを持ってきて、調整する手助けを得たり、どんな疑問も質問して回答を得ることができる」
2:04AM Appleのエンジニア1000人が待機している。「Appleは今週、休業だ」とCook氏は冗談を言う。
2:04AM まずは、App Storeの状況を語るCook氏。
2:04AM App Storeアカウントは4億。
2:05AM クレジットカードを利用し、1-Click購入をしているアカウントが4億ある。クレジットカード利用のアカウント数としてはインターネット上で最大だ。アプリは65万。
2:05AM 「世界で最も活気のあるアプリエコシステム」とCook氏。「その規模と勢いには目を見張るものがある」
2:06AM ダウンロードされたアプリは、300億アプリ。
2:06AM Appleは、50億ドル以上を開発者に支払っている。
2:07AM App Storeは32カ国以上で展開される予定で、「2012年後半」には合計で150カ国に達するだろう。
2:08AM 数字とは別に、これが「われわれが共にしていること」であり、より重要なことだとCook氏。「Appleにとって、そして、恐らく皆さんの多くにとって、われわれのゴールは、素晴らしい仕事をすることであり、人々の生活において変化をもたらすことである。世界中にいる多くの開発者が、自身の新しく素晴らしいアイデアを共有するため、われわれのハードウェアとソフトウェアを使うのを目にすることほど喜ばしいことはない」とCook氏。
2:07AM 「世の中には心温まる話がある」とCook氏。「その一部」についてビデオを上演。
2:11AM ビデオでは、アプリがいかに人々の生活を変えたかについて述べている。
2:15AM ビデオ終了。Cook氏再登場。
2:15AM 「これが思い起こさせてくれるのは、すべての理由についてであり、また、われわれすべてが自分たちのしていることをする理由についてだ」とCook氏。「皆さんが作ってくれたすべての素晴らしいアプリに感謝したい。ありがとう」
2:16AM 話題はプラットフォームに
2:16AM Apple社内のチームは忙しく働いてきたとCook氏。そして、今日、ノートブックラインの新しい変更を発表する。
2:16AM AppleのシニアバイスプレジデントPhil Schiller氏登場。
2:17AM 「このノートブックのラインナップを誇りに思う。MacBook AirとMacBook Proについて、本当に素晴らしいアップデートを行った」とSchiller氏。
2:17AM まずは、MacBook Air。
2:17AM Airはノートブックの概念に革命をもたらしたとSchiller氏。「皆が真似ようとしているが、簡単ではないと気づいている」
2:18AM その結果、アップグレードされ、第3世代Core(Ivy Bridge)を搭載する。
2:18AM 最大2.0GHzデュアルコアi7。
2:18AM Turbo Boostは最大3.2GHz、最大8GBの1600MHzメモリ。
2:18AM グラフィックスは60%高速化。
2:18AM 最大512GBのストレージ。
2:19AM 読み込み速度は最大500MBps。
2:19AM USB 3.0。
2:19AM USB 3.0が2基。USB 2ポートはなし。
2:20AM FaceTime HDカメラが正面に。720pカメラ。
2:20AM フロントには解像度720pのFaceTime HDカメラ。
2:21AM 11インチは解像度1366x768ピクセル。Retinaディスプレイではない。変わったのは「Intel HD Graphics 4000」が採用された点である。11インチモデルは999ドルと1099ドル。
2:20AM 13インチモデルは同じ1440x900の解像度。
2:21AM 13インチは1199ドルと1499ドル。
2:21AM Retinaは搭載しない。本日出荷。
2:21AM 13インチのアスペクト比は依然16:10
2:21AM MacBook Proの話題に。今のところ、こちらもIvy Bridge、USB 3.0と同様のアップデートのようだ。
2:22AM 第3世代Ivy Bridgeチップ。オプションで2.7GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサまで選択可能。Turbo Boost使用時は最大3.7GHz。メモリは最大8Gバイト。グラフィックスは60%高速化。
2:22AM GPUはNVIDIA GeForce GT 650M。
2:22AM サイズは13と15インチ。
2:23AM 13インチモデルはこれまでと同じく1199ドルと1499ドル。
2:23AM 15インチモデルは1799ドルと2199ドル。エントリモデルは2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ搭載。
2:23AM 本日出荷。以上はMacBook Proの情報。やはりRetinaディスプレイは搭載されない。
2:24AM 「さて次の発表は?」とSchiller氏。「スライドにまだ余白があるのにお気付きだろうか」
2:24AM 布をかぶせられたコンピュータの画像がスクリーンに。
2:25AM 次世代のMacBook Pro。
2:26AM われわれはチームに「次世代のMacBook Proはどんなものになるか」を問い続けてきた。会場のみなさんはその答えを知りたいだろうかとSchiller氏。
2:26AM まず新しいキラーディスプレイが求められるだろうとSchiller氏。
2:26AM また徹底的に薄くて軽いことも求められる。今までに作られてきたものとまったく違うものを作るには古いものを捨て去らなければならない。
2:26AM 商品が登場。これまで作った中で最も美しいコンピュータとSchiller氏。
2:26AM プロフェッショナル用にこんなに薄くてパワフルなノートが提供されたことはなかったとSchiller氏。
2:27AM 厚さは0.71インチ(1.8cm)。
2:27AM 現世代のMacBook Proより4分の1薄い。MacBook Airほどの薄さだ。
2:27AM 重さは4.6ポンド(約2kg)
2:27AM そしてRetina Display搭載。
2:28AM 解像度2880x1800。
2:29AM 220ppi。つまり、合計518万4000ピクセル。ノートブックのディスプレイとしては世界一の解像度だとSchiller氏。
2:29AM ディスプレイは16:10。
2:29AM コントラスト比が高くなり、IPSテクノロジー搭載。光沢のある画面だが、ギラつきを75%抑えている。
2:29AM OS X Lionを搭載して出荷。
2:30AM Retinaディスプレイで写真のピクセル数が増えることによる利便性などにSchiller氏が言及。Final Cut Proのアップデートも発表。
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