数カ月前から、Appleが中国の検索エンジンBaidu(バイドゥ)を「iOS」に統合するといううわさが浮上している。新たな報道によれば、ついに来週、こうしたうわさが事実となるかもしれないという。
Bloombergは、匿名情報筋の話として、Appleが早ければ来週にもiOSにバイドゥの検索サービスを追加する可能性がある、と報じている。情報筋は発表が行われそうな時期について触れていないが、米国時間6月11日から始まるAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表されるとすれば話の筋が通る。
中国のiOSユーザーは現在、バイドゥを利用できない。その代わりに中国国内の「iPhone」では、米国と同様にGoogleの検索プラットフォームがデフォルトオプションとなっている。バイドゥがiOSに統合されれば、中国のユーザーは利用する検索サービスを選択できるようになる。中国でGoogleをはるかに凌ぐ人気を誇るバイドゥが、中国のiPhoneでデフォルトの検索オプションになるかどうかは不明だ。
2012年第1四半期(1-3月期) は、バイドゥがシェア78.5%で中国の検索市場を支配し、Googleは大差をつけられてシェア16.6%で2位だった。
米CNETはBloombergの報道に関してAppleにコメントを求めている。追加情報が入り次第、記事を更新する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス