技術大手Googleは米国時間5月30日、モバイル端末とデスクトップの両方で利用可能となる、同社のソーシャルネットワーク向けの機能「Google+ Local」を提供開始した。同社のローカル、マップ、ロケーションサービス担当バイスプレジデントを務めるMarissa Mayer氏が、「CBS This Morning」で語った。
この新サービスは、ユーザーの位置に基づいてお薦めのレストラン情報を提供するものである。Mayer氏は、「シアトルにあるハンバーガーショップ」を検索する例を挙げた。検索結果としては、形式的なリストと詳細情報が返される。Mayer氏は、現在はGoogle傘下となっているレストランガイドサービス「Zagat」の情報に加え、ユーザーの「Google+」の「Circles」内にいる友人によるレビューや写真が返されることを述べた。
実際、GoogleによるGoogle+ Localの発表は基本的に、友人とZagatという2つの言葉で要約することができる。
ただし、この新サービスはGoogle+に限定されるものではなく、Googleの検索やマップにおいても広く利用されている。
同サービスがユーザーに提供される様子について、Googleは次のように述べている。
Google+の左側にある新しい「Local」タブにおいて、特定の場所を検索したり、自分の気分に合う場所を閲覧したりすることができる。レストランや美術館などをクリックすると、その場所に関するGoogle+ページが表示され、そこには、写真、Zagatによる評価や概要、知人によるレビュー、住所や開店時間といったその他の有用な情報が掲載される。
Google+ Localは、ユーザーが既に日常的に使用している他の製品にも統合されている。「Google Search」や「Google Maps」で場所を検索すると、そこでもこれと同一の素晴らしいローカル情報が得られる。
同サービスはまず、「Android」端末上で提供され、「iPhone」などの「iOS」端末上にも「まもなく」提供開始されるとGoogleは述べた。
一方、事業経営者らは引き続き、「Google Places for Business」を介して自分のローカルリスティング情報を管理することができる。事業経営者らはまもなく、容易にGoogle上での自分の店舗のリスティングを管理し、ローカルなGoogle+ページで提供されるソーシャル機能を最大限に活用できるようになる予定だとGoogleは付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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