サムスンは米国時間5月29日、「iTunes」の新たなライバルとなる「Music Hub」サービスを正式にローンチした。28カ国で発売された新しい「Galaxy S III」スマートフォンのアプリとして提供されるMusic Hubは、iTunesからかなりのアイデアを借用しているが、有料サブスクリプションモデルを追加してもいる。
Reutersによると、同サービスはサムスンのスマートフォンおよびタブレット所有者にiTunesと同水準の価格で1900万曲へのアクセスを提供するという。ユーザーはMusic Hubから音楽をストリーミングできるほか、クラウドに常時接続しなくてもいいように、音楽をダウンロードしてローカルで再生することもできる。楽曲を購入するかどうか決める前に最大30秒視聴することも可能だ。
2つのサブスクリプションプランは、300万曲以上の楽曲の無制限ストリーミングおよびダウンロードへのアクセスを顧客に提供する。月額9.99ドルの無制限モバイルプランの場合、サムスンのユーザーは単一のデバイス(スマートフォンかタブレット)からMusic Hubにアクセスできる。月額12.99ドルの無制限プレミアムプランの場合、ユーザーは最大4台のデバイス、さらにPCや「Mac」から同サービスを利用できる。
プレミアムプランも「iTunes Match」の前例に従って、ユーザーのモバイルデバイス上の楽曲をスキャンし、Music Hubが提供する楽曲と一致するものをクラウドに保存する。
Music Hubは当初、サムスンの新しいGalaxy S IIIでのみ提供されるが、最終的にサムスンのBlu-rayプレーヤーやSmart TVを含むほかのデバイスにも拡大される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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