グリーは5月24日、同社の運営するSNS「GREE」と2011年4月に買収したソーシャルゲームプラットフォーム「OpenFeint」を統合し、SNSアプリのデザインやユーザーインターフェースを大幅に刷新した「GREE Platform」を、iOSとAndroid向けに提供開始したと発表した。現在は日本語と英語に対応しており、9月を目処に14カ国語に対応する予定。
GREE Platformは、全世界で2億3000万ユーザー(3月末時点)を有するアプリプラットフォーム。ユーザーはソーシャルゲームやSNSを通じて、世界各国のユーザーとコミュニケーションできる。また、GREEパートナー(デベロッパ)は、グリーの提供するAPI/SDKで、最大153カ国にアプリを提供できるようになる。
GREEパートナーは提供するアプリごとにGREE内に公式アカウントを作成でき、コミュニティなどを通じて情報を発信できる。現在GREEパートナー向けに提供している「Unity Plugin for GREE」「Adobe Air Plugin for GREE」を含むミドルウェアサポート、「GREE Ad Program」などの各種支援サービスも、これまでと同様に提供するという。
さらに、GREEのデザインとユーザーインターフェースを大幅に刷新。新着情報や人気アプリなどを紹介するカテゴリを設けたり、友だちのプレイしているアプリを紹介することで、アプリをより探しやすくした。ユーザーは、他のユーザーからのゲーム招待を通知ボードで確認したり、自分のアプリのプレイ状況などをストリーム上で友だちと共有できるようになる。
グリーでは、GREE Platformのリニューアルに併せて、人気ソーシャルゲーム「聖戦ケルベロス」と「海賊王国コロンブス」の2タイトルを、グローバル市場に配信。また、「釣り★スタ」「踊り子クリノッペ」などの新タイトルや海外ゲームスタジオで製作した人気タイトルも、順次配信するとしている。今後は、GREEパートナーによるアプリを中心に、7~9月期に約60タイトル、12月末までに数百タイトルをリリースする予定。
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