Nokiaが、スマートフォン「Lumia」のユーザーのために、「Windows Phone Marketplace」により多くのアプリを呼び込もうと、多数の開発会社と契約を結んだ。
International CTIA WIRELESS 2012で米国時間5月8日に発表された、アプリ開発大手数社との新たな提携は、Lumiaにより適したアプリをユーザーに提供することを目指すものだ。
提携先の中でも特に注目されるのはゲーム分野で、たとえば「Angry Birds Space」がLumia端末に登場する。リリース日は明らかにされていないが、Nokiaは、「Angry Birds」の開発元であるRovio Entertainmentと協力し、Lumia端末向けのゲームを開発中だと述べた。Electronic ArtsもWindows Phoneに対応し、「FIFA」「Madden NFL」「NBA Jam」「Tiger Woods PGA Tour」「Mirror's Edge」「Yahtzee」などのゲームを提供する予定だ。
エンターテインメント系アプリの中では、「AOL Entertainment Hub」が、5万5000のラジオ局やストリーミング音楽、映画の予告編などのコンテンツへのアクセスを独占的に提供する。
スポーツファンはまもなく、「ESPN Hub」を利用して、テニスの試合やNASCARレース、2012年オリンピックの最新の競技状況や報道を「Live Tile」に表示できるようになる。また、2012年秋には、Lumiaユーザー向けにWindows Phone版「ESPN Fantasy Football」がリリースされる予定だ。6月下旬には、PGAツアーのライブ配信もLumia端末で始まり、スコア状況やハイライト、選手に関する情報を提供する。
Windows Phone専用のPayPalアプリもリリースされ、Lumiaユーザーは商品のモバイル決済が可能になる。2012年夏には、クラウドストレージサイトのBoxがアプリをリリースし、Lumiaユーザーにオンラインファイルへのモバイルアクセスを提供する。クーポン共同購入サイトのGrouponは、Windows Phone向けアプリをアップグレードし、位置情報ベースの個別サービスを提供する。
ニュース分野では、TimeとNewsweek系列のThe Daily BeastがWindows Phone Marketplaceに専用アプリを提供し、Live Tile機能を利用して最新ニュースを配信する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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