Nokiaの「Lumia」フォンが、Appleと「Android」が優位に立つ市場での販売争いで、すでに苦戦を強いられている。
欧州の主な通信事業者4社はReutersに対し、Lumiaスマートフォンは「iPhone」やSamsungの「Galaxy」と競争するだけの力を持っていないと語った。その結果、通信事業者は競合する製品を押しのけてまでLumiaを勧める気にならないようだ。
Reutersが引き合いに出したフランスの携帯電話ショップでは、Lumiaのモデルは目立つ場所に展示されず、ある販売員は見込み客に、NokiaのデバイスではなくiPhoneやさまざまなAndroidフォンを勧めていた。
顧客の認識度が低い点もNokiaにとっては痛手だ。
「店に入ってWindowsフォンを求める客はいない」と、欧州の通信事業者のある幹部はReutersに述べた。
Lumiaのラインナップは欧州の販売現場では冷遇されているが、米国では「Lumia 900」が好調のようだ。
AT&Tが通信事業者となるこのスマートフォンは4月第2週、Amazonのモバイルフォンのベストセラーリストの首位に立った。AT&Tのアウトレット店とオンラインストアの一部では、すでに在庫を切らしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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