Appleがまた驚異的な四半期決算を発表した。利益は倍増して116億2000万ドルに達し、売上高は約60%増となる391億9000万ドルを記録した。決算をけん引したのは、3500万台以上売れた「iPhone」だった。
「iPad」の販売台数は1180万台。前年同期から151%増えたが、ウォール街が予測していた1200万~1300万台は下回った。Appleは、1100億ドルを超す現金を保有した状態で新しい四半期を迎えている。
第2四半期決算の重要な数字のいくつかを以下に紹介する。
- 粗利益率は47.4%で、前年同期の41.4%から増加した。
- 第2四半期の売上高のうち、米国外の売り上げが64%を占めた。
- iPhoneの販売台数は3510万台で、前年同期比88%増を記録した。最高財務責任者(CFO)のPeter Oppenheimer氏によると、増益をけん引したのは「iPhoneの素晴らしい売り上げ」だったという。
- 「iPad」の販売台数は1180万台で、前年同期比151%増を記録した。Oppenheimer氏は、「(われわれは)十分な台数の」iPadを「製造することができない。(われわれは)製造してもすぐに売れてしまうからだ」と述べた。
- 第2四半期における「Mac」の販売台数は400万台で、前年同期比7%増を記録した。
- 小売店の売上高は前年同期比38%増となる44億ドルだった。Appleの現在の小売店舗数は363店で、その約3分の1は米国外にある。
- Appleの小売店で、82万6000台のMacが販売された。そして、その購入者の半分以上は初めてMacを購入するユーザーだった。同社は新たに2店舗を開設した。1つはアムステルダム、もう1つはヒューストンにある。第2四半期における来店者数は8500万人で、これは1週間あたり平均1万8000人に相当する。
- 第2四半期における中国での売上高は79億ドルだった。
- iPodの販売台数は15%減少して770万台となった。現在、iPodがMP3プレーヤー市場に占めるシェアは70%である。
- 「iTunes Store」の売上高は19億ドルで、前年同期比30%増となった、とOppenheimer氏は話す。現在、iTunes Storeで販売されている楽曲数は2800万曲だ。第2四半期にiTunes Storeを訪れたユーザー数は8500万人で、前年同期の7100万人から増加した。
- 「App Store」のアプリ数は60万本で、そのうち20万本以上はiPad用のアプリだ。
- 第2四半期における「iOS」デバイスの販売台数は5000万台以上だった。
- 全世界で1億2500万人のユーザーが「iCloud」を利用している。
- 第2四半期における営業キャッシュフローは140億ドルだった。
- 3月末時点での保有現金は1102億ドルだ。
- Appleの株価は米国時間4月24日の時間外取引で600ドルの大台を突破した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。