しばらくの間うわさされていた通り、Microsoftは同社のクラウドサービス「SkyDrive」に有料ストレージオプションを追加した。
SkyDriveの新規ユーザーには、7Gバイトのストレージが無料で提供される。既存ユーザー(米国時間4月22日時点でアカウントを所有するユーザー)は、希望する場合はこれまで通り、最大25Gバイトのストレージを無料で使用し続けることができる。追加の容量については、20Gバイトが年間10ドル、50Gバイトが年間25ドル、100Gバイトが年間50ドルで提供される。
またMicrosoftは4月23日、SkyDriveクライアントのローカル版である「SkyDrive for Windows」のプレビュー版のダウンロード提供を開始した。これは、「DropBox」に似たMicrosoftの同期サービス「Live Mesh」とSkyDriveの統合に向けた、同社による最初のステップである。プレビュー版は、「Windows Vista」「Windows 7」「Windows 8 Consumer Preview」に対して提供される。
ダウンロードサイトによると、Windows向けSkyDriveアプリケーションにより、Windows PC上のSkyDriveフォルダに置いたファイルはすべて、PC、Mac、SkyDrive.comの間で自動的に同期状態が維持されるという。また、同サイトには以下の機能が記載されている。
Microsoft関係者らはこの数カ月間、SkyDriveを単なるウェブサイトではなく、包括的なサービスに転換しようと取り組んできた。
またMicrosoftは4月22日、「Windows Phone」向けの「SkyDrive」アプリケーションのアップデート版を提供開始した。「Mac OS X Lion」向けSkyDriveの新しいプレビュー版のダウンロードも23日に提供開始されている。
更新情報:Microsoftは23日、SkyDriveの「iPhone」および「iPad」版もアップデートした。これらのアップデート版は、新しい「Retina Display」をサポートするとともに、その他の新しい機能がいくつか追加されている。
更新情報2:Microsoftはさらに、異なるプラットフォームおよび端末上のSkyDriveと連携するように設計されたアプリケーションを公開している(筆者の推測では、ユーザーがこれらを容易に発見できるようにするためと思われる)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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