「iCloud」と「MobileMe」のプッシュメールサービスについて、ドイツ国内における利用差し止めを認めたドイツの裁判所による判決が支持された。
ドイツのマンハイム地方裁判所は現地時間4月13日、AppleのiCloudとMobileMeが提供しているプッシュメールサービスはMotorola Mobilityが保有する特許を侵害しているとして、差し止めの継続を命じた。また、この件を最初に報じたDow Jonesによると、同裁判所はAppleに対してMotorola Mobilityに損害賠償を支払うよう命じたというが、その金額は明らかにされていない。
ドイツの裁判所は2月、iCloudとMobileMeでAppleが提供しているプッシュメールサービスのドイツ国内における利用差し止めを求めるMotorola Mobilityの訴えを認めた。その数週間後、Appleはプッシュメールサービスの停止を余儀なくされた。ただし、iCloudとMobileMeで利用できる他のサービスは提供されている。
この判決について、Appleは「不当」だと考えていると述べて上告し、この件はマンハイム裁判所に持ち込まれた。ドイツでプッシュメールサービスを再開するための今後の対応について、米CNETはAppleにコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
米国太平洋夏時間午前9時52分の更新情報:Appleは予想通り、一歩も退かない構えを見せている。同社はAllThingsDに送った声明の中で、今回の判決に不服であり、上訴するつもりだと述べている。また、Appleは、「裁判所の判決が製品の提供に影響することはない」ことを潜在顧客に知ってほしいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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