Appleは米国時間2月23日、「iCloud」と「MobileMe」のプッシュメールサービスを停止したと述べた。これは、「iOS」ベースのデバイスを所有するドイツのユーザーにのみ影響するという。同社は、MobileMeやiCloudの設定をフェッチに変更するなど、これらのサービスで電子メールにアクセスするための回避策を紹介している。
Appleによれば、対象となるユーザーはiCloudメールやMobileMeメールを引き続き受信できるが、新規メッセージは、「Mail」アプリの起動時にデバイスにダウンロードされるか、iOSでの設定に従って定期的に取得されるという。デスクトップコンピュータ、ノートブック、ウェブのプッシュメールサービスや「Microsoft Exchange ActiveSync」などほかのプロバイダーが提供するサービスは影響を受けないとAppleは述べている。
ドイツの裁判所は2月、Appleのプッシュメールサービスの恒久的な差し止めを求めるMotorola Mobilityの訴えを認めている。Appleは23日、プッシュサービスに対するMotorolaの特許は「無効であるとして上告」していると述べた。
Appleは、いつになればMobileMeとiCloudでプッシュメールを再開できそうなのかについては何も述べていない。ただし、iCloudの「Contacts」と「Calendars」についてはプッシュサービスが引き続き利用可能だと同社は説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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