大きな話題を呼んでいるサンフランシスコの新興企業Pathは、ユーザーの携帯電話からアドレスブック全体を収集していたことが発覚して、さまざまな方面からプライバシー懸念を招いたが、修正をリリースしたことを米国時間4月2日に明らかにした。
Pathはブログ投稿の中で、「Path 2.1.1」のリリースをもって、「われわれはユーザーの連絡先データをハッシュすることで匿名化し、セキュリティを強化した」と述べた。
同投稿によると、この手法は「名字、電話番号、電子メールアドレス、Twitterのハンドル名、FacebookのID」を匿名化するという。これらはすべて、Pathが自らのソーシャルネットワークをより効果的なものにするために収集する情報である。
Pathの最高経営責任者(CEO)で創設者でもあるDave Morin氏は3月、同社本社で記者団に対し、同社が収集するデータを暗号化する取り組みを迅速に進めていると述べていた。
問題が2月にブロガーにより発見された後、Path論争は急速に広まった。同問題は、すぐに議員の注意を引き、また、Appleにおいては、アプリメーカーに対して個人情報の収集時にユーザーに通知することを義務づけるポリシーの実施を発表する結果となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス