サンフランシスコ発--Pathは米国時間3月8日、Nikeとの提携を発表した。この提携により、同社のソーシャルネットワーキングアプリケーション「Path」において、ユーザーは自分のランニングを友人と共有できるようにする。同社は8日、これらの変更が加えられた同「iPhone」アプリケーションのバージョン2.1を提供開始する。
Pathの最高経営責任者(CEO)で創業者であるDave Morin氏は、サンフランシスコ中心部にある同社本社に招待した報道関係者らに対し、「ユーザーがランニングを開始すると、Pathは(中略)アップデートとしてサンフランシスコを走っていることを示し、さらには天候状態を教えてくれたりする」と述べた。
2011年11月にPath 2.0を公開して以来、Pathのユーザーは約200万人増加したとMorin氏は述べる。さらに重要な点は、それらのユーザーの約70%が週1回の頻度で毎週チェックインしていることだと同氏は述べた。
Pathは当然ながら、ユーザーの継続的な利用を望んでおり、Nikeとの提携はそれを目的としたものである。Pathユーザーの多くはランナーであるため、Nikeとの提携は理にかなっていたとMorin氏は述べた。この提携を実現するため、PathはPath APIを開発した。ただし、現時点では公開はされていない。
「APIに最も重要なのは品質である」とMorin氏は述べ、Pathが同APIを非公開として単一の提携先に提供する理由を説明した。「各ユーザーのエクスペリエンスを、確実に高品質で素晴らしいものにしたいと考えている」と同氏は述べる。
ユーザーは「Nike+ GPS」をPathに接続可能で、これによってランニングの詳細情報がユーザーのネットワークにリアルタイムに公開される。ランニングを終えると、Morin氏が言うところの「Pathにおける美しいランニングストーリー」が作成される。Pathは、ランニング中に応援してくれた人々の画像が点在する地図を作成する。ユーザーは、ベストペース、タイム、距離を参照できる。
スポーツとアクティビティを日常生活に取り入れる方法に関するその考え方から、Nikeは最良のパートナーであったとMorin氏は述べた。また、今後数週間のうちに、「Nike+ FuelBand」もPathフィードに接続できるようになる。Pathでは、Pathフィードを「Journal」(ジャーナル)と呼んでいる。
さらにPathは、レンズのオプションが改良され新しいカメラ機能とともに、より簡単に音楽を共有できる機能を提供した。Pathは、Gracenoteとの提携によって同機能を実現した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」