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ビジネスを変えるスマートフォン--企業活用の期待と現実

エースラッシュ2012年03月23日 16時34分
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CNET Japan Conference「ビジネスを変えるスマートフォンのインパクト」

 朝日インタラクティブは3月14日、スマートフォンの業務活用をテーマにした「CNET Japan Conference 2012 Spring~ビジネスを変えるスマートフォンのインパクト~」を開催した。目覚ましい普及率を誇るスマートフォンだが、企業での活用を考える上で課題が多いのも事実。セミナーは4名の講師陣を招き効果的な活用への道筋を探った。平日開催のセミナーにもかかわらず開場はほぼ満席と、注目度の高さを反映した。


パラダイムシフトの転換に対応する経営術


フロンティアーズ 代表取締役社長 兼 CEO 伊藤裕太氏

 まず基調講演では「ビジネス・パラダイムの転換期を乗り切る経営術とは?」と題し、フロンティアーズ 代表取締役社長 兼 CEOの伊藤裕太氏が登壇した。伊藤氏は2011年4月まで日本ビクターの代表取締役社長を務めており、「ある日、気がついたら“ビジネスをする基盤がなくなっていた”ということも他人事ではありません」と、自身の経験を交えながら、ビジネス環境の急変に対応することの重要性を強調。「現在到来しているスマートフォン時代も、一種のパラダイムシフトです」と続けた。

転換期に“使ってみれば便利”なスマートフォン

 朝日新聞出版 アエラ編集長の一色清氏は、「スマホ全員支給時代」と題して講演。インターネット元年と呼ばれるWindows 95の登場期から現在に至るまでの情報技術の発展や、それに伴う社会環境の変化について、一色氏は「東西冷戦終結を発端にしたグローバル化の波に続く、戦後二度目の転換期」とみる。


朝日新聞出版 アエラ編集長 一色清氏

 「特に“二度目の転換期”においては日本国内の生産年齢人口(15歳~65歳)がピークに達しており、これもグローバル化につながるもの。グローバル化は、世界の労働者賃金や物価を均一化する方向に働き、日本がデフレ社会へと変貌するきっかけにもなりました。さらに、そのデフレ社会も行き詰まり、いろいろなところに限界が見えてきました」(一色氏)

 そのうえで「ここ数年の転換期を潜り抜けた後、日本がどのような姿になっているかは誰にもわかりません。しかし転換期の認識とそれなりの動きが出ているのは事実で、ビジネスの現場でも、こうした転換期の一断面としての変化が見えてきています」と一色氏は語る。その一端が、昨今のスマートフォンの急速な普及というわけだ。

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