NTTドコモは8月10日、Android 2.3を搭載したスマートフォン「Xperia ray」(ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ製)を発表した。8月12日から事前予約を受け付け、8月27日に発売する予定だ。
6月に海外で発表された製品で、日本での導入も予定していると発表していた。
Xperia rayはAndroid 2.3を搭載し、受信時最大14Mbps、送信時最大5.7Mbpsの高速パケット通信ができる「FOMAハイスピード」、さらにテザリングにも対応した。
スタイリッシュな超硬アルミ合金のフレームを特長とし、3.3インチパネルを採用した厚さ約9.4mmのスリムで美しいデザインが持ち味となっている。ホームボタンの周辺は、「クレッセントライン」と呼ばれ、三日月をイメージしたもの。ライン周辺のLEDは本体カラーと統一され、着信時や充電時などに光る。
カラーは、「Pink」「White」「Gold」の3色。「Ray」という名前は、日本語の「麗」などからインスパイアされたものだという。
メインターゲットは、10代から20代の女性だ。横幅は、片手で操作できる手になじみやすい53mmで、小さいながらもXperia acroと同じ1500mAhのバッテリ容量を搭載。サイズ感とバッテリの持ち時間をフィーチャーフォンに近づけることで、使いやすさを実現したという。ワンセグやFeliCaなど、日本独自の機能には対応していない。
カメラは、「モバイルブラビア エンジン」と有効810万画素「Exmor R for mobile」センサを搭載したほか、Xperiaシリーズで初となる「インカメラ」を備え、自分撮りにも使える。文字入力は「POBox Touch 4.3」へと進化した。キーボードのデザインを変えられる「キセカエキーボード」を搭載し、予測変換エリアを大きく表示するようにしたほか、「マイクボタン」を押すとGoogle音声検索が起動し、話すだけで文字入力ができる「音声入力」に対応。ツメが長く液晶画面をタッチしにくいという女性もメールを気軽に使えるよう配慮したとしている。
◇「Xperia ray」フォトレポート
写真で見るNTTドコモ「Xperia ray」--音声入力でメールも使いやすく
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