Nokiaは米国時間4月21日、Microsoftとの新しい提携を予定よりも早く締結したことを発表した。両社は2月、Nokiaの新しいスマートフォンにMicrosoftのOS「Windows Phone」を搭載する提携を発表していた。
Microsoftとの新しい提携に基づき、Nokiaは、サービスの対価としてだけでなく、互いの知的財産交換の一環として、Microsoftから「数十億ドル」の支払いを受け取ることになると両社は述べた。一方Microsoftは、Windows Phoneを使用するロイヤリティをNokiaから継続的に受け取ることになる。両社によると、ロイヤリティは「競争力のある価格」になる予定で、Nokiaが出荷するであろう携帯電話の台数が多いことを考慮したものになるという。
両社はこの提携の下、引き続きサードパーティ開発者などの団体に対し、新しい「エコシステム」への参加を呼びかけるつもりだと述べた。その推進策として、すべてのNokiaデベロッパーに対し、Windows Phoneデベロッパーへの無償登録を提供する予定である。また両社は、Microsoftの「Windows Marketplace」を利用可能な新しいNokiaブランドのアプリケーションストアを開設する予定である。これは、Windows Phone、「Symbian」「Series 40」を搭載する各種端末に対するアプリケーションを開発者らが展開可能な単一のポータルを構築することを目標とする。
Nokiaは、マッピングやナビゲーションなどのロケーションベースのサービスをWindows Phone環境に提供するとともに、ハードウェア設計における同社のノウハウを提供することにより、MicrosoftのモバイルOSのさらなる発展を試みる。Microsoftは、「Bing」検索をNokia製端末に提供し、モバイル広告やソーシャルメディアなどのサービスに関する同社の知識を提供する予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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