わざわざオーストラリアまで飛んでいってAppleの新しい「iPad」を最初に購入するというのは、やや行き過ぎのように思われる。では、その後さらに、購入したiPadを分解するというのは、どれほど行き過ぎた行動なのだろうか?
iFixitはまさにそれをやってのけた。入手したばかりの「新しいiPad」を完全分解した。同社は、報道イベントで見られるライブブログさながらの「ライブ分解」を実施し、部品を1つ1つ分解しながら、同端末の構成部品を明らかにしている。
最初に明らかになった情報の1つとして、ディスプレイ背面のモデル番号が、サムスンが使用するものに似ているという。サムスンは、同端末用の「Retina Display」パネルの単独サプライヤーになる予定だと報じられていた。しかし、他のメーカーらが、匿名ではあるがそれに反論していたようである。明らかにサムスンではないことを示すものが見つかれば、その主張の信ぴょう性が高まるのだが、iFixitの分解によって軍配が上がったのは、サムスン単独供給という最初の報道の方である。
米国太平洋時間午前11時46分の更新情報:これまでに明らかになったその他の情報によると、ディスプレイをロジックボードに接続するコネクタが、過去2モデルのiPadとは異なるという。これによって、2012年2月中旬にリークしたRetina Displayパネルが本物だったことが確認された。
4G LTEチップはQualcomm製で、Bluetooth対応802.11 a/b/g/nチップはBroadcom製である。また、「A5X」チップはサムスン製で、iFixitによると2012年1月の第1週に製造されたものだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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