そして、すぐに手に入れよう。新しいiPadの息をのむようなディスプレイのメーカーの1つとしてサムスンが名を連ねていることを考えれば、同社が同じようなディスプレイを「Android」タブレットに搭載するのも、単に時間の問題であることが分かる。
筆者は、このカテゴリーを作る義務は感じているが、こうしたユーザーがいると完全に確信しているわけではない。もしいるとしたら、彼らは神話的でほかに例のない、イエティのようなものだ。筆者の経験では、Androidユーザーは、Androidに対する忠誠心が極めて強い(そして意見をはっきりと口にする。米CNETのコメント欄を見ればそれが分かる)。
しかし万が一、自分はまだどこか1つのモバイルOSの主義に思想的に偏ってはいないというイエティがいるなら、待ったほうがいいというのが筆者のアドバイスだ。「Android 4.0(Ice Cream Sandwich)」搭載タブレットの波はまさに押し寄せようとしており、Googleのアプリやメディアサービスは、かつてないほど強力になっている。
いずれにしろ、Androidを見捨てようとしているユーザーは、少なくとも「Windows 8」搭載タブレットが提供するものを確認するまで待つべきだ。Androidにテクノロジ好きの心をくすぐられたユーザーなら、もともとWindowsにも愛着があるはずだろう。
「くつろいで使うための」デバイスと批判されていたにもかかわらず、iPadは仕事の世界にも浸透している。iPadをすでに仕事に使っていて、アップグレードする価値があるかどうか考えているユーザーは、以下で筆者の考えを整理するので参考にしてほしい。
まず、新しいiPadの高解像度ディスプレイが仕事に役立つかどうか考えよう。クライアントにビジュアル作品のポートフォリオを日常的に見せる、クリエイティブな仕事をしている人にとっては、新しいiPadは買うだけの価値がある。
次に、4Gデータ通信が自分にどんな効果があるかを考えよう。身軽にジェット機で飛び回っている人なら、iPadの4Gモデルは、ほかの製品にはない耐久性、デザイン、バッテリ持続時間、無線データの周波数帯を組み合わせて提供してくれる。
最後に、新しいiPadには、Bluetooth 4.0対応機器のサポートや音声入力機能、1080pに対応したHDMIミラーリング機能(49ドルのアダプタが必要)など、プロフェッショナル/ビジネスユーザーを引き付けるちょっとした機能がある。
今までの話をひっくり返すことになるが、ユーザーの行動はそれほど問題ではない。もう1年待てば、次のiPadの性能は良くなるばかりだ。iPadを買ってあまり気に入らなくても、中古で売れば、払ったお金をほぼすべて取り戻せる可能性が高い。運がよければ、在庫が不足していて、利益が出ることもあり得る。
しかし、ユーザーがAppleのことをどう考えようとも、同社は顧客をがっかりさせることで大きな利益を上げてきたのではない。あなたはきっとiPadを気に入るだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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