Appleが5年連続で、世界で最も賞賛される企業に選出された。
Fortuneが毎年実施している同リストで調査に参加したビジネスプロフェッショナルから1位に選出されたAppleは、2011年の功績を賞賛された。最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏はSteve Jobs氏の辞任および死去の後、Appleの舵を取り、「iPhone 4S」の莫大な需要を受けて好調な第4四半期で2012年を締めくくった。
2位は、Eric Schmidt氏から共同創設者のLarry Page氏にCEOの職を明け渡すなど、2011年に過渡期を経験したGoogleだった。Page氏のCEO就任後、同社は検索やソーシャル、モバイル、広告を含む6つの中核的な製品分野に再注力するようになった、とFortuneは述べている。
3位はAmazonで、長期的な利得のために短期的な利益を諦める戦略が賞賛された。
世界で最も賞賛される企業50社に選出されたほかのテクノロジ企業にはIBM(5位)やMicrosoft (17位)、サムスン(34位)、Intel(36位)、eBay(41位)、Cisco System(42位)、AT&T(46位)、Oracle(49位)などが含まれる。
最も賞賛される企業のリストの作成に当たって、Fortuneはまず売上高などの要素を基に約1400社のグローバル企業を選び出した。その後、Fortuneが雇った調査会社がそのリストを絞り込み、幹部社員やアナリスト、そのほかのビジネス関係者の意見を募って、最高の企業を選び出した。調査参加者は投資価値や社会的責任などの分野を踏まえて、自分が気に入っている企業のランク付けを行った。
2012年のランキングでは、3855人のビジネスプロフェッショナルに最も賞賛する企業10社を選出するよう依頼した。
当然、最も賞賛される企業でも批判を受けることはある。
Appleは先頃、同社の中国のサプライヤーであるFoxconnの労働環境をめぐって、非難を浴びた。
Googleは最近、プライバシー問題に関する懸念に直面している。これは、検索大手である同社に何度もつきまとってきた問題だ。Googleは、同社の全サービス間でユーザーデータを共有できるようにプライバシーポリシーを変更すると発表したことで、ユーザーやプライバシー団体、さらには米議会に不安を抱かせた。米国時間3月1日に実施されたその変更は、欧州連合(EU)からの批判も招いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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