独裁判所、アップルにモトローラ製一部端末の差し止め認める

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 福岡洋一2012年02月17日 11時15分

 AppleがドイツでのMotorola Mobilityとの特許訴訟で重要な勝利を収めた。

 ミュンヘン地方裁判所は米国時間2月16日、Appleが求めていたいくつかのMotorola製モバイル製品に対する恒久的差し止め命令を認めた。同裁判所は、これらの端末がAppleのスライド式ロック解除機能の特許を侵害しているとの裁定を下した。

 3つのスライド式ロック解除機能の評価を委ねられた同裁判所は、そのうちの2つがAppleの特許を侵害していると認定した。「MOTOROLA XOOM」に採用されている3つめの機能は特許を侵害していないと判断された。

 この件を最初に報じたFOSS PatentsのFlorian Mueller氏によると、Peter Guntz判事による恒久的差し止め命令はAppleの「自己責任」でのみ執行されるという。つまり、差し止め命令が上級審で覆された場合にMotorolaの逸失利益の補償に充てられる保証金を、Appleは用意しなければならないということだ。

  Motorolaの広報担当者は米CNETに対して、「ドイツのミュンヘンでAppleが起こした特許訴訟における16日の判決は、ドイツで販売されている一部Motorola製端末のロック解除に関連するソフトウェアの機能に関するものだ。Motorolaは、この機能に代わる新たな設計を実装してきたので、現在の製品供給や将来の販売には影響しないと見ている」と語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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