2012年2月下旬開催のMobile World Congressでは、多数の新型スマートフォンがデビューを飾る予定だ。だが、Motorolaの新モデルの1つは、すでに情報が流出した可能性がある。
モバイル関連ブログのPocketNowは米国時間2月13日、Motorola初の「Android 4.0」(開発コード名Ice Cream Sandwich)搭載スマートフォンだとする写真を掲載した。同ブログは、製品名は不明だが、Motorolaのユーザーインターフェース「MOTOBLUR」の新バージョンを搭載することが分かったとしている。また、同端末のカメラは、毎秒15枚撮れる連写機能を備えるという。
だが、PocketNowが主張する同端末最大の目玉は、Intelの新しいモバイルチップ「Medfield」を搭載する点だ。「Atom」をベースにしたシステムオンチップ(SoC)であるMedfieldは、Intelの歴代最高のモバイルコンポーネントになる可能性があり、同社はARMに照準を合わせている。レビューサイトの「Anandtech」は2012年1月にベンチマーク結果を公開し、さまざまな指標の中でも特にブラウザの性能と速度の比較で、Appleの「iPhone 4S」やMotorolaの「Droid Razr」、サムスンの「Galaxy Nexus」に搭載されている各チップより、Medfieldがはるかに優れたパフォーマンスを出したことを詳述した。
PocketNowは同スマートフォンの詳細をほとんど示していないものの、同ブログに送られた端末の画像は本物である可能性が高い。Motorolaはすでに、未発表のスマートフォンにMedfieldチップを使用する契約を結んでおり、それらの端末を2月下旬にバルセロナで開催されるMobile World Congressで発表するというのが大方の見方だ。したがって、PocketNowに流出したスマートフォンがMobile World Congressで発表される可能性は確かにある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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