デジタルガレージは、今秋をめどに有望なスタートアップ企業の短期育成を目的としたインキュベーションセンターをサンフランシスコに開設する。
同社は2月10日、米国法人Digital Garage US(DGUS)の完全子会社であるDigital Garage Developmentを通じて、カリフォルニア州サンフランシスコ市内に地上8階建て延べ床面積8万1416平方フィート(約2288坪)のオフィスビルを取得したことを発表した。インキュベーションセンター用に同ビルの1階と2階の一部を全面改装する。
インキュベーションセンターでは、同社の投資家ネットワークを通じ発掘した世界中のスタートアップ企業を入居させ、ネットサービスを効率よく開発する手法として注目を集めるアジャイル開発やLean Startupに基づく開発支援、日本から世界を目指す起業家の支援を目的に2010年に立ち上げた「Open Network Lab」の運営で得たノウハウなどを提供する。
同社のグループ最高技術責任者(CTO)であるIan McFarland氏の持つネットワークを介して、アジャイル開発やLean Startupを推進するコミュニティから、入居する企業を支援する有力なメンター(指導者)を招聘するという。
こうして育てたスタートアップ企業のグローバルな事業展開を、同社がこれまで手がけてきたメディアインキュベーション事業と、決済とプロモーションからなるハイブリッドソリューション事業で全面的に支援することで、国際的な投資育成のエコシステムを構築するとしている。
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