LinkedInは、2011年10月に日本語版が公開された米国発のビジネス系SNSだ。SNSといえば、TwitterやFacebookを想像するが、LinkedInはビジネスに特化している点が他のサービスとは異なる。日本でも徐々に利用者が増えているが、まだ圧倒的に英語圏の利用者が多いため、LinkedInの利用に二の足を踏んでいる人もいるかもしれない。「LinkedInがわかる本」(出版:インプレスジャパン)では、LinkedInの実践的な活用法を紹介しており、入門に最適だ。
まず、ビジネスに特化しているといっても、就職・転職希望者だけが利用するものではないということが分かる。コンタクト、フォーラム、ネットワークなど、仕事を通じて人が人とつながることができ、娯楽要素は入ってこない。個人にとっては自分の能力をアピールできる場であり、企業にとっては優秀な個人を見つけやすい場であるといえる。現に著者は、本書の執筆中にLinkedInを通じて大きな仕事を得たという。自分の経歴を充実させたくなるではないか。
その際、日本語だけでなく、英語でも経歴を作成することを著者は勧めている。そのための作法や翻訳に役立つサービス、英語学習にお勧めのサイトなど英語関連情報も充実している。本書があれば、LinkedInで自分の新たなキャリアが開けるかもしれない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」