GoogleとMITがApp Inventor for Androidをオープンソース化し、コードを無償で公開した。
同じ週にGoogleは、同社の画像編集サービス「Picnik」やウェブ分析ツール「Urchin」、「Social Graph API」、「Needlebase」などの提供を中止する予定も発表しているが、App InventorもGoogleサービスとしては放り出された形のようである。
同開発プラットフォームは、Googleが廃止の計画を発表した後、教育目的で使用を継続できるようにMIT Media Labに移管されることが決まった。同研究所は既に、アプリケーション、ゲーム、またはアニメーションを作成するためのインターフェースである「Scratch」を管理している。
App Inventorは、プログラミングの知識を全く持たないユーザーを対象としており、ドラッグアンドドロップの視覚的なインターフェースによって、開発者がさまざまな機能のモバイルアプリケーションを作成できるようになっている。
同コードを使用したいと考えるオープンソース開発者らを支援するために、開発者を目指す人々向けのGoogleグループも立ち上げられ、使用開始を支援するためのリソースページが提供されている。
MITは、オープンソース開発者コミュニティが作成したコードを受け入れる体制をまだ整えていないが、誰でもそれぞれの目的に応じてApp Inventorをダウンロード、ビルド、使用、変更することができる。ユーザーらは将来的には、同開発ツールの改良に貢献できるようになる予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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