キヤノンマーケティングジャパンは1月19日、ビデオカメラ「iVIS」シリーズにWi-Fi内蔵機を含む「iVIS HF M52/HF M51/HF R31」を追加した。全機種でAVCHD撮影のほか、MP4記録をサポートし、iPhoneやiPadとの親和性を高めた。3月上旬に発売する。
いずれも、32Gバイトの内蔵メモリとSDカードスロットを搭載。液晶モニタは3.0型のタッチパネルを採用し、フォーカス合わせや追尾などタッチ操作ができる。
HF M52/HF M51は、撮像素子にセルサイズを大型化した、有効207万画素のHD CMOS PROを搭載。マイクロレンズとカラーフィルターの透過率を改善させることで、従来モデルに比べ感度を20%向上させたとしている。これにより、最低撮影照度が従来の1.5ルクスから1.2ルクスになり、より暗所での撮影に強くなった。
上位機となるHF M52にはWi-Fiを内蔵し、撮影したコンテンツをワイヤレスで送信することが可能。DLNA機能も備え、対応テレビでの視聴、PCやiPhoneなどへの保存がワイヤレスでできる。
また、iPhone/iPadを経由して、外出先でYouTubeやFacebookへアップロードができる専用アプリ「Movie Uploader」も用意。対応OSはiOS4.0~4.3、5で、ダウンロードは無料だ。
あわせてHF M52には、外付けHDDバックアップ機能も搭載する。これはHF M52と外付けHDDをUSBで直接接続し、ダイレクトにコンテンツをHDDに保存できるというもの。保存した映像はビデオカメラを経由してテレビで鑑賞もできる。
両機種ともに高さ64mm×幅68mm×奥行き121mmで、重量は310g。店頭想定価格はHF M52が8万5000円前後、HF M51が8万円前後になる。
HF R31は、部品点数を従来機から15%削減したことにより、マイナス20gの軽量化を実現したエントリー機。撮像素子には、感度を3%向上させたFULL HD CMOSを搭載する。
ズーム機能は光学32倍、アドバンストズームは51倍を装備。本体サイズは高さ55mm×幅54mm×奥行き115mmで、重量は250gになる。
全機種ともに撮影状況に応じて4つの手ブレ補正を自動で切り替える「マルチシーンIS」を搭載。撮影シーンを指南するシナリオモードは、テーマを13種類へと拡大し、卒業式や旅行などイベントごとの作品作りをサポートする。
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