キヤノン、フォトサービスで合弁会社を設立--7月に「withPhoto」開始

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は3月31日、アマナホールディングスと合弁でウイズフォト株式会社を4月1日に設立すると発表した。ウイズフォトでは、写真を活用するウェブサービス「withPhoto」を7月に開始する。

 資本金は5000万円で、出資比率はキヤノンMJが90%、アマナホールディングスが10%。

 withPhotoは、「+写真で生活を豊かに」をコンセプトに、写真を一定量まで無料で保存できるストレージ機能と、保存した写真を活用するためのサービスを提供する総合写真サイト。日記や、SNSとの連携、サイト内のコンテストで写真を発表する場を提供するなど、幅広い写真活用サービスを予定するとしている。

 キヤノンMJでは2011年からスタートした5カ年計画「長期経営構想フェーズII」において、事業の多角化およびサービス事業会社化の強化を掲げており、写真を活用したポータルサイトによる新規ビジネスの創出を検討してきたという。

 一方でアマナグループは、広告やデザイン、出版、印刷業界を中心に写真の販売や写真、CG、動画の制作、広告コンテンツの企画制作などを手掛けてきた。今回の新会社設立により、アマナグループが得意とする写真を活用したコミュニケーションコンテンツの制作や取扱いに関するさまざまなノウハウをもとに、高い表現力を生かしたウェブサイトの構築が可能になるとしている。

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