キヤノンは10月18日、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデル「EOS-1D X」(1D X)を発表した。新開発の35mmフルサイズ、約1810万画素のCMOSセンサを搭載する。2012年3月下旬に発売する。
キヤノンではこれまで、高画質を追求した「EOS-1Ds」シリーズ、高速性能に優れた「EOS-1D」シリーズという2系統の最上位モデルを展開していたが、1D Xは両機種を統合した形になる。
映像エンジンには従来の「DIGIC 4」に比べ、約17倍の処理能力を持つ新「DIGIC 5+」を2基装備した「デュアルDIGIC 5+」により、常用ISO感度を最高ISO51200まで拡大したとのこと。
AE/AF性能は、10万画素のRGB測光センサと「DIGIC 4」を組み合わせ、明るさだけでなく被写体の顔や色の認識が可能な新AEシステムを採用。従来機「EOS-1D Mark IV」のF2.8測距と同等の精度を持つF4.0対応の測距センサを20点配置した、総測距点数61点の新AFセンサーも搭載されている。
これらの機能により、高精度にAE/AFをしながら最高約12コマ/秒の高速連写や、最高約14コマ/秒の超高速連写(ミラーアップ撮影、JPEG記録のみ)も可能になった。市場想定価格は65万円前後になる見込みだ。
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