Appleの共同創業者であるSteve Wozniak氏は、新しい「iPhone」のリリース時には列に並んで待つかもしれない。しかし、同氏は「Android」がいくつかの点でiPhoneを追い抜いたと述べている。
iPhoneとAndroid携帯電話を比較するThe Daily Beastの記事でDan Lyons氏とのインタビューに応じたWozniak氏は、Appleのスマートフォンの限界を嘆いている。
「私のメインの携帯電話はiPhoneだ。iPhoneの美しさを愛している。しかし、Androidのすべての機能がiPhoneでも利用できればいいのにと考えている。本当にそう思う」(Wozniak氏)
しかし、Wozniak氏がiPhoneを捨てようとしているという印象を抱いてはいけない。Wozniak氏によると、一番の不満は「Siri」で、Siriはもはや同氏の希望どおりに機能してくれないという。
「以前だと、私がSiriに『カリフォルニア州で最も大きい湖を5つ挙げて』と尋ねると、正しい答えが返ってきていた。しかし今は違う。不動産のリストが表示されるようになってしまった。以前は、『87より大きい素数(prime number)は?』と尋ねると、正確な答えを得ることができた。今は素数の代わりに、プライムリブ(prime rib)や最高級の不動産(prime real estate)のリストが表示される」(Wozniak氏)
同氏は、GPSナビゲーションもAndroid携帯電話の方を好んでいると述べた。また、iPhoneのバッテリ持続時間も問題視した(「iPhoneは非常に短い時間でバッテリを消費するようになった」)。
そうした不満はあるものの、Wozniak氏は依然としてiPhoneを勧めると述べている。Androidの複雑さに不安を抱くかもしれない人々に対しては、特にそうだ。
「私が『iPhone 4S』を勧めるのは、既に『Mac』の世界に足を踏み入れている人々と(理由は互換性が非常に優れているから)、コンピュータ全般に恐怖心を抱き、使いたくないと思っている人々に対してだ。iPhoneは威圧感が最も少ない。複雑さに恐怖心を抱くような人には、簡単に使えて、ユーザーが必要とする機能を実行してくれるiPhoneが最適だ」(Wozniak氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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