Googleが「Google+」の「Incoming」ストリーム機能を廃止した。分かりにくくてめったに利用されず、廃れていたからだという。
Incomingストリーム機能は、自分がフォローしていないフォロワーの投稿を表示する機能だった。Google+担当エンジニアリングマネージャーのDave Besbris氏が米国時間1月11日夜、Incomingストリーム機能の廃止を発表した。
Incomingストリーム機能は、当初からGoogle+に搭載され、当時は重要な役目を果たし、ユーザーがGoogle+で他のユーザーを見つけるのに役立っていた。だがその後、話題の投稿を一覧表示する「What's Hot」機能を追加した。この機能では、サークルの共有や、保存された検索結果によるGoogle+内での検索ができる。友だちサジェスト表示のアルゴリズムも大幅に改良した。こうした変更はいずれも、もとはIncomingストリーム機能が担っていた「人々を結びつける」役割を果たすものだった。
ユーザーからのフィードバックと当社のユーザー調査から、Incomingストリーム機能がGoogle+の中でも非常に分かりにくい機能であることがわかった。もちろん、こうしたフィードバックを反映して、Incomingストリーム機能の利用がGoogle+の他の機能と比べてかなり少なかったため、この機能を廃止して簡便化することに決めた。
Googleは、2011年6月に立ち上げて以来、Google+を絶えず改良してきた。Google+のユーザー数はFacebookと比べればわずかだが、Google+の情報を検索結果に表示する「Search plus Your World」機能を通じて利用を増やしたいとGoogleは考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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