まだまだFacebookには及ばないが、米国ユーザーによる「Google+」の利用が2011年11月から12月にかけて55%増加したと調査企業Experian Hitwiseが述べている。
これによってGoogle+への訪問数が4900万になったと、Hitwiseは米国時間1月2日のツイートで述べた。
Googleは、Google+の利用に関する正式な数値を公表していないが、その推測値が同社以外から発表されている。FamilyLinkの創設者で、「Google+の非公式な統計学者」であるPaul Allen氏は、Googleの2011年12月におけるユーザー総数は6200万人であると述べ、2012年2月1日までに8500万人になると予測している。またcomScoreは、2011年11月のGoogle+のユーザー数を6500万人であると測定している。Hitwiseが測定したのは訪問数であり、Allen氏とcomScoreが測定したのは訪問者数であることに注意してほしい。
数カ月で何千万人ものユーザーを獲得したのは見事である。しかし、Google+の最大のライバルであるソーシャルネットワークFacebookのユーザー数は、その10倍以上にのぼる。
Facebookの欧州、中東、およびアフリカ担当管理ディレクターを務めるJoanna Shields氏は、12月にパリで開催されたLeWebカンファレンスにおいて、Facebookのユーザー数は8億人であると述べた。そして重要なのは、ユーザーらが同サイトを頻繁に訪問するという点である。「5億人が毎日訪問する」と同氏は付け加えた。
ソーシャルネットワークでは、規模が重要である。知っている人々とつながることが、ソーシャルネットワークの本質だからである。しかし、Facebookを超えることだけが、Googleの成功を表す指標ではない。Googleは、Google+に「Android」「Picasa Web Albums」「Gmail」、検索、「Reader」といった他の技術を統合しており、Google技術の統一と同社製品のクロスプロモーションのために同サービスを利用している。
ソーシャルネットワークの重要性は、引き続き確実に高まっている。comScoreは12月、「ソーシャルネットワークは世界で最も人気の高いオンラインアクティビティである」と述べた。ソーシャルネットワークの利用者は、15歳以上のインターネットユーザーの82%に達し、その利用時間は、オンライン上で費やされる時間のほぼ5分の1を占める。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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