「iPhone」「iPod」「iPad」を充電したりデータを転送したりするためのケーブルが、近いうちにまたも大きく変わり、これらの作業を高速化できる技術に切り替えられるかもしれない。
米国時間1月5日午前にPatently Appleが取り上げた公開されたばかりの特許出願書類で、Appleは「Thunderbolt」など給電能力を高め高速なデータ転送技術と組み合わせた新しいタイプのケーブルについて詳述している。
この特許出願書類では具体的な技術名を挙げるところまで踏み込んでいないものの、提案するケーブルがDisplayPortとPCI Expressをサポートする可能性を示唆している。どちらもThunderboltのアーキテクチャに組み込まれている技術だ。
提案されたケーブルではデータ転送の高速化に加え、さらに多くの電力を機器に供給する方法も提供されるため、充電にかかる時間を短縮することも可能になる。これは、余分の電力を活用できる端末に対して、より高い電圧を供給するという形で実現する。
Appleは、2011年2月に「MacBook Pro」ラインにThunderboltを初めて搭載して以来、デスクトップパソコンの「Mac Pro」を除くほぼすべてのコンピュータ製品ラインに同技術を追加してきた。しかし、「iOS」を搭載する同社のモバイル端末はこうしたI/O高速化の恩恵を受けていない。これらの機器はすべてUSB 2.0および30ピンのDockコネクタを利用しており、同仕様は初期のiPodで搭載していた「FireWire」ポートからの移行が始まって以来、この製品ラインの特徴となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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