Googleが運営するモバイルアプリケーションのマーケットプレイス「Android Market」が重要な節目を迎えたと、調査会社のDistimoが伝えている。
Distimoによると、Android Marketで入手可能なアプリケーションの数がこのほど40万本に達したという。このうち3分の2は無料で、2011年4月時点の60%からみても無料アプリの割合は上昇している。
重要な点として指摘しておくが、Distimoは入手可能な「Android」向けアプリケーション数に関する公式の発表元ではなく、発表を行うのはあくまでGoogleだ。米CNETではDistimoの報告についてGoogleに確認を求めたが、現在のところ回答は得られていない。
Distimoの推計値が事実なら、Android MarketはAppleの「App Store」を追撃可能な距離にまで迫っていることになる。App Storeは現在、50万本のアプリケーションを提供することで群を抜いている。ただし、Android MarketがApp Storeに追いつくことができるかどうかは未知数だ。なぜなら、Distimoも指摘しているように、Android Marketでの提供アプリケーション数が40万本に達するまでにかかった期間は、App Storeの場合と比較しても2カ月長かったからだ。
しかしながら、アプリケーションストアの成否は提供アプリケーション数の問題だけにはとどまらない。2011年12月、Googleは2008年の開設以来のAndroid Marketにおけるダウンロード数が100億件を突破したと発表した。さらに調査会社Flurry Analyticsによると、Android MarketとApp Storeはどちらも2011年を好調な形で終えており、Androidおよび「iOS」搭載端末の所有者がダウンロードしたアプリケーション件数は2011年の最終週だけで12億件に達したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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