Googleは、同社ソーシャルネットワークサービス「Google+」の強化を目的に複数の機能を追加した。
Googleが米国時間12月19日付けの公式ブログ発表した今回の機能強化は、Google+をより有効かつユーザーフレンドリーにするため、同社が続けている取り組みの一環である。
1つめの機能強化として、ユーザーは自分のGoogle+ストリームをカスタマイズできるようになった。フォロー対象が増えるにつれて、ストリームが煩雑になり、重要な投稿を見落とす可能性は高くなる。ストリームの整理を支援するものとして、特定のサークルの最上部にスライダーが設けられ、そのサークルからの投稿をストリーム全体の中でどの程度表示するかを制御できるようになった。
ユーザーのGoogle+ページの最上部にある赤い通知ボタンは、キューの中にある通知の数を示している。しかし、特定の通知をクリックしなければ、その内容を把握することはできない場合もある。あちこちクリックせずに済むように、Googleは、通知の中でどれが新しい情報であるかを簡単に知ることのできる「スニークプレビュー」を追加した。
Google+の会員に与えられた次の新機能は、「Google+ Pages」に対する一連の変更である。Googleは、11月初旬にビジネス向け機能を提供開始して以来、ユーザーから寄せられたフィードバックをもとに機能の改良に取り組んでいた。
Pagesの改良点の1つとして、1つのページの管理者として最大50人までを設定できるようになった。新しい「通知フロー」によって、ページ上のすべてのアクティビティがこれらの管理者に通知され、管理者が最新情報を常に把握できるようになっている。またGoogleは、ユーザーのページに対してフォローまたは「+1」ボタンをクリックした人の総数を表示し、ユーザーが自分のページにつながっているすべての人々をより確実に把握できるようにした。
最後に、「Google+ Photos」機能も改良された。写真をクリックすると、写真が「Lightbox」ビューアに表示されるが、そのナビゲーションと使用性が改良されている。新しい写真タグ付け機能によって、写真に移っているそれぞれの人たちをこれまで以上に簡単にタグ付けできるようになった。
Googleは、Google+に対するこれらの新機能を、クリスマス休暇に間に合うように今後数日間のうちに順次提供する予定だと述べている。また同社は、2012年の目標を定めて、Google+会員にさらなる機能を提供することを約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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