Googleは、「Google+」で最も注目を集める機能の1つであるビデオ会議サービス「Hangouts」をより見つけやすく、そして、使いやすいものにしようとしている。
ユーザーは、Google+の投稿から直接Hangoutを起動して、その投稿主と会話を開始できるようになった。
Googleのシニアバイスプレジデントを務めるVic Gundotra氏は、新機能を発表するブログ投稿で、「投稿の中には、相手の顔を見ながら話がしたいと思わせるものもある」と記した。
例えば友人が新しい仕事を始めたことに触れたり、兄弟姉妹がGoogle+で婚約を発表したりした場合、ユーザーは直ちにビデオチャットを起動してそれを祝福できる。
Googleは、携帯電話上でもすぐにHangoutsを起動できる機能を追加する。Googleは今後数日間をかけて、モバイルOS「Android」を稼働する端末を対象に新しいGoogle+アプリケーションをリリースする予定である。ユーザーは、「Google+ Messenger」に追加された新しいHangoutアイコンをタップして、顔を見ながらのチャットを開始することができるようになる。アップデートされた同アプリケーションの「iOS」版も、「App Store」に「近々登場」する予定であると同社は述べた。
さらにGoogleは、「Hangouts On Air」と名付けられたHangoutsのブロードキャスト版の提供対象を拡大した。同社は2011年9月、Black Eyed PeasのメンバーであるWill.i.amが出演するHangout On Airによって、同サービスを投入した。同サービスでは、フォロワーの多いGoogle+ユーザーが、視聴したい人が誰でも視聴できるようにHangoutをブロードキャストすることができる。
さらにGoogleは、「Hangouts On Air」と名付けられたHangoutsのブロードキャスト版の提供対象を拡大した。同サービスでは、フォロワーの多いGoogle+ユーザーがHangoutをブロードキャストできるため、視聴したい人は誰でも視聴できるようになる。同社は2011年9月、Black Eyed PeasのメンバーであるWill.i.amが出演するHangout On Airによって同サービスを立ち上げた。
Hangouts On Airはまだ、全ユーザー向けには提供されない。しかし、Googleは同サービスを、「公人や有名人など、フォロワーの多いGoogle+ユーザー数百人」に向けてさらに公開する。また、Hangouts On Airを完全にセルフサービスにする。サービスの対象となるGoogle+ユーザーにツールを提供し、Googleの支援に頼ることなく、必要なときにいつでもブロードキャストを設定できるようにする。さらにGoogleは、同サービスを同社のYouTubeと統合して、セッションの終了後にHangouts On Airの録画をアップロードできるようにする。この録画は、ユーザーによって非公開共有に設定できるようにする予定だ。
またGoogleは、Hangoutsに新しい隠し機能を追加した。同社は11月、「Movember」を推進するために、ユーザーがHangout使用中に映像上の自分の顔に口ひげをつけられるようにした。Movemberとは、男性の健康問題に対する募金収集と認知度向上を目的として11月(November)の1カ月間、口ひげを生やし続けるというイベントである。クリスマスシーズン中は、Google+ユーザーはHangout使用中に自分の映像にトナカイの角を付けることができる。同社は近々、開発者らがHangouts APIを使用して独自の効果を作成できるようにするつもりであると、Gundotra氏は記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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