その後、石川で「cafe? IKAGAWA DO」を運営する五十川員申氏や名古屋「MYCAFE」運営の田中慎也氏らが各地のスペースについて紹介したほか、ワークスペースについて研究している大学院生による研究発表など、コワーキングに関して、さまざまな視点からの講演がなされた。
また、カフーツの伊藤氏をはじめ、大阪「JUSO CoWorking 」の深沢幸治郎氏、京都「小脇」の池田大介氏ら京阪神のコワーキングスペース運営者によるトークセッションもおこなわれた。東京と比較するとまだまだ利用者の数が少ない関西地域において、実際にどういった取組みがおこなわれているのか、さらには今後の活動の展望などについて議論した。
フォーラムの最後は、実際にコワーキングスペースを利用しているユーザーらが、座談会形式で利用した感想や今後の課題、コワーキングを含めた新しい働き方について語り合った。
「コワーキングを定義することが目的ではない。コワーキングを感じてもらうのが趣旨」――伊藤氏はフォーラムについてこう語る。そして今後について「全国のスペースがつながり、ネットワーク化できることがいいと考えている。そして定期的にフォーラムを開いていきたい。今回は神戸で開催したが、東京や名古屋、大阪と全国で開催することで、よりコワーキングらしい多様性がでてくるのでは」とした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」