サムライインキュベートは、海外進出を目指すスタートアップ企業を対象としたコワーキングスペース「Samurai Startup Island」を設立すると発表した。オープン日は11月1日。場所は東京都品川区天王洲アイルで、広さは555平方メートルになるという。
コワーキングとは、オフィススペースを仕切らず、事務所や会議室などを、小規模な会社や企業家、フリーランスなど、複数の団体で共有して働く形態のこと。一般的なレンタルオフィスとは異なり、オフィスを共有する人同士でのコミュニケーションが図れるといったメリットがある。
Samurai Startup Islandでも、スタートアップの海外進出する際に課題となる、人脈やネットワーク、スキル不足を補うことに注力する。オフィススペースを提供するほか、海外進出のきっかけ作りや投資家を募るための人脈作り、英語でのピッチスキル向上の場を提供するという。
投資家や弁護士、公認会計士など、スタートアップと関連するプロフェッショナルや事業会社が常駐。Rocket Spaceをはじめ、サンフランシスコのコワーキングスペース3社とも提携し、人材や情報の共有を積極的に行う。さらに英語講座も毎週実施し、英語ピッチスキルの向上を図る。
シードマネーを獲得したスタートアップが入居対象で、料金は1席あたり月額2万5000円から。プロフェッショナル席は、1席あたり月額5万円となる。約100席のうち、すでに50席2社程度の入居が確定しているという。
天王洲アイルはカフェや屋外のベンチなど、施設外でも開発に集中できる環境があるほか、羽田空港からのアクセスも近い。サムライインキュベート代表取締役CEOの榊原健太郎氏は、Samurai Startup Islandにあたり、「天王洲アイルを“スタートアップアイランド”にしていきたい」とコメントしている。
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