シャープ、GALAPAGOSは「進化し続ける」--WiMAX搭載、テザリングにも対応

 シャープは11月16日、WiMAXを内蔵したタブレット端末「GALAPAGOS EB-A71GJ-B」を12月9日に発売すると発表した。UQコミュニケーションズのオンラインショップや量販店などで購入できる。

  • WiMAXを内蔵したタブレット「GALAPAGOS EB-A71GJ-B」

 7型ワイドTFT液晶(WSVGA 1024×600ドット)にデュアルコアのNVIDIA Tegra 2を搭載した。OSはAndroid 3.2で、Android 4.0については「時期は未定だが、バージョンアップを前向きに検討する」とコメントしている。

 本体の重さは約389gで、約500万画素のリアカメラと約200万画素のフロントカメラを搭載している。バッテリ駆動時間は静止画が約7.5時間、動画再生時は約6時間。基本スペックは、8月に発表したイー・アクセスの「GALAPAGOS(A01SH)」と同じものだ。

  • テザリングやWi-Fiの切り替えも簡単

 WiMAXを採用したことでテザリングにも対応し、Wi-Fiルータとして最大7台まで同時接続できる。連続使用時間は約6時間としている。また、人気のアプリとしてクラウドサービスアプリ「Evernote」やスケジュールアプリ「SnapCal」を標準搭載したほか、シャープオリジナルのアプリとしてアドレス帳「名刺読取」と電子ブック「GALAPAGOS App」も搭載している。

 テレビ「AQUOS」との連携によりGALAPAGOS EB-A71GJ-BをテレビやAQUOSブルーレイのリモコンにできるほか、HDMI端子と接続すれば大画面にWordやExcelなどのファイルを映し出すこともできる。

 価格は、一括購入の場合5万9800円で、1日限定接続のプラン(24時間600円)も利用できる。「まとめてプラン」を利用する場合は本体価格として4800円支払い、登録月から2年間は月額5550円、3年目以降は月額3880円となる。

  • テレビともHDMI端子で簡単につながる

  • 端末の価格とプラン

「決して撤退はしない」--2012年も複数モデルを製品化

  • これまでのモデルと販売方法。今回は量販店でも販売する

 シャープは9月15日、GALAPAGOSの初期モデル2機種の販売を9月末で終了すると発表した。それを受けて9月末でGALAPAGOS事業そのものが終了する、という一部報道もあった。

 シャープ 執行役員 通信システム事業本部長である大畠昌巳氏は「事実上の撤退など事実と異なる報道があった。決して撤退はしないし進化し続ける。電子書籍も順調に拡充しており、事業の拡大を検討している」とこれまでの報道を改めて強く否定した。

  • 手軽に持ち運べるサイズ

 タブレット端末の市場は今後も大きな成長が見込める一方で、一層競争が激化すると見る。シャープが目指すのは、同社が得意とするテレビAQUOSやBlu-ray DiscレコーダなどのAV機器との連携だ。「タブレット事業は徹底したオンリーワンのものづくりを追求する。AVとITの融合を高めてタブレットの楽しさが広がる開発を進めていく」(大畠氏)

 また、今後のタブレットに低消費電力化を実現する「IGZO(イグゾー)液晶」の搭載を検討しているという。さらなる進化とともに、GALAPAGOSブランドで2012年も複数モデルの製品化を検討しており、スマートフォンの実績を生かしてタブレットでも国内販売シェアのトップを目指すとした。

  • アシュフォードの専用システム手帳も

  • タブレットを取り外しできるシステム手帳

  • 両端に縦ラインが入っており、持ちやすくなっている

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