アドビのクラウドおよびタブレット戦略--「Creative Cloud」と「Touch Apps」の実力は - (page 3)

Lori Grunin  (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年11月18日 07時30分

 おそらくもうお分かりだと思うが、筆者はAdobeのカラーパレット生成ツールKulerの大ファンだ。このアプリをとりとめもなくいじるのは楽しいし、写真からパレットを自動生成する機能は便利だ。また、オンラインで簡単に検索できるようテーマにタグを追加することができる。KulerはCreative Cloudにアップロードするだけでなく、テーマがユーザーのKuler.comのアカウントと自動的に同期される。ここでの筆者の最大の不満は、Kulerがほかのアプリと十分に統合されていないことだ。このアプリではRGB値、16進数値などを表示するが、PhotoshopやIdeasにペーストするためにそれらの値をクリップボードにコピーすることさえできず、ましてスウォッチをインポートすることもできない。

せめてこれらの値をクリップボードにコピーして、別のアプリで使用できるようにならないだろうか。ぜひお願いしたい。
提供:Screen capture by Lori Grunin/CNET
Ideasは、なめらかな曲線が好きな人にとっては、非常に良いベクタースケッチツールのようだ。ただ、筆者は描画の才能に欠けるというだけでなく、才能のかけらもないことを認めなければならない。

 才能がある人か、単純にスケッチが好きな人、あるいはその両方に当てはまる人には、このアプリでもスタイラスを使用することを提案する。iOS版のIdeasはAndroid版とは若干違うと言える。iOS版では、スケッチと写真という基本設定の範囲を超える場合は追加のレイヤを購入する必要がある。Android版では、単一のスケッチ用レイヤ以上のものを手に入れる方法はないようだ(これについては、まだAdobeからの連絡を待っているところだ)。また、iOS版はわずか5.99ドルであり、筆者にとっては不可解な価格差に思える。

筆者の絵心のなさの証明として、「Adobe Ideas」からIris the Destroyerをトレースしたバージョンを紹介する。鉛筆と消しゴムという基本ツールがあり、サイズと不透明度、カラーを調整できる。
提供:Lori Grunin/CNET

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