「Adobe Collage」は、まさにその名のとおり、任意の画像を集めてムードボードとして知られるコラージュにする。Collageは、Creative Commonsのタグが付いたコンテンツをGoogleやFlickr、YouTubeで検索するほか、ウェブページからコピーするなど、イメージを取り込むための気の利いた方法を提供する。しかし、少なくとも現時点において、このアプリは大きな欠点を1つ抱えている可能性がある。コラージュをデスクトップシステムに送るには、JPEGで、しかも解像度の低いファイルとしてエクスポートするしかない。コラージュはCreative Cloudのブラウザで見ることはできるが、ダウンロードは選択できない。さらに、JPEGファイルをCreative Cloudに取り込むことすら簡単ではない。コラージュをGalleryに共有して(これがエクスポート機能だ)、その後、GalleryからCreative Cloudにアップロードする必要がある。ネイティブのCOLZファイルはどのデスクトップアプリでも開くことができない。
最後に「Adobe Debut」だ。このアプリはファイルを集めてプレゼンテーションするために設計されており、プレゼンテーションに鉛筆ツールで書き込むこともできる。このアプリについては、筆者は多少困惑していることを認める。優れていると思われる唯一の面は、インポートでAIファイルの特定のアートボードを選択できる機能だ。PDFをめくっていくよりはわずかに良いと思われるが、それは文字を扱わない場合に限る。
タブレット用アプリのファイルをデスクトップで作業する場合、「Adobe Creative Cloud Desktop」と呼ばれるプラグインパックをインストールする必要がある。Photoshop TouchのPSDXファイルはPhotoshopで開くことができ、Ideasファイルは(写真レイヤが使用されていなければ)「Illustrator」にベクターとしてインポートできる。筆者のシステムでは、KulerのSwatch Exchangeファイルは、デフォルトではPhotoshopのスウォッチパネルに追加されたが、Illustratorと「InDesign」にもインポートできるはずだ。CollageのファイルとDebutのプロジェクトは今のところ、クラウドの中でしか利用できない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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