Adobeは2011年10月、同社のインテリジェントなドロップボックスサービスである「Creative Cloud」と6つのプロ向けタブレットアプリケーションを発表した。今回、Creative Cloud(CC)はパブリックベータ版となり、これらアプリケーションは「Honeycomb 3.1」を稼働するAndroidタブレットを所有するというごく一部のユーザー向けに提供が開始された。
筆者は数日間、これらのアプリケーションを使用してみた。アプリケーションは、単に写真のレタッチおよび合成プログラムであった頃の「Photoshop」のタブレットサイズ版である「Photoshop Touch」、ウェブワイヤフレーム作成ツール「Proto」、「iOS」上では既に提供されているベクトル描画ツール「Ideas」、ランダムな要素を組み合わせてムードボードを作成するためのツール「Collage」、プレゼンテーションや校正用に要素を組み立てるためのツール「Debut」、同社のウェブベースのパレット作成ツールのタブレット版である「Kuler」の6種類である。
アプリケーションはそれぞれ、「新発売特別価格」の9.99ドルで提供される。新発売特別価格をカッコで括ったのは、特別価格の期間がいつまで続くのか、その期間終了後の「本当の」価格がいくらになるのかをまだAdobeが明らかにしていないためである。アプリケーション環境内の制約のために、複数のアプリケーションをまとめて割引価格で提供する手段はないのだが、筆者は、例えばKulerがPhotoshopと同じ10ドルだという点に不満に感じる。
これらのアプリケーションのiOS版のリリースは、2012年初頭の予定である。(願わくば)CC向けのより洗練されたサービスとなり、アプリケーションとともに標準である20Gバイト以上のストレージを購入するオプションが提供されるべきである(アプリケーションごとに標準で20Gバイトのストレージがついてくるわけではない)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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