Appleは米国時間11月15日、Arthur D. Levinson氏を非常勤取締役会長に任命したと発表した。
Levinson氏は2005年以来、Appleの共同主席取締役に名を連ねている。
更にAppleは、Walt Disney Companyの社長兼最高経営責任者(CEO)のRobert A. Iger氏がAppleの取締役に加わることも発表した。Iger氏は、DisneyがJobs氏からPixarを買収した際の交渉に一役買った人物と評されている。
Levinson氏は声明の中で次のように述べた。「私は、Appleの取締役会長に任命されたことを光栄に思うとともに、Bob(Iger氏)の取締役会への参加を歓迎する。Appleは、私たちの生活をシンプルかつより良いものにする真に革新的な製品の提供を通じて、常に自己革新を進めることに注力している。そしてそれこそが、私が一員となっていることを大いに誇りに思う理由だ」
Appleの最高経営責任者Tim Cook氏は声明で「Bobとは過去数年来の親交があり、互いをよく知る仲にある。すでに非常に強力なApple取締役会をさらに強くしてくれる存在だと、取締役会では考えている」と声明で述べた。「Disneyにおける彼の戦略的ビジョンは3つの原理に基づいている。それは、可能な限り最良のクリエイティブなコンテンツを生み出すこと、革新を育み最新技術を活用すること、そして、世界中の新たな市場へと拡大することだ。これは、BobがAppleに大いに貢献することになることを意味する」
Levinson氏はAppleのほかに、Genentechの会長とRocheの取締役も務めている。
Appleの共同設立者Steve Jobs氏は、2011年8月にCEO職を辞任してから取締役会長を務めていた。Jobs氏が10月に死去してから、Appleはこれまで後任を指名していなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」