AmazonのKindle Fireは、ほかの多くのAndroidタブレットができなかったことを成し遂げている。それは北米の開発者の関心を引くことだ。
AppceleratorとIDCによる開発者向けの調査では、49%がKindle Fireを主要なターゲットと考えていると回答し、48%の票を集めたサムスン電子の「GALAXY Tab」を僅差で上回った。Pocketgamerがこの調査結果について報じている。競合製品であるBarnes & Nobleの「NOOK Color」が集めた票は、わずか24%だった。
Kindle Fireの価格はほかのタブレットより大幅に安い200ドルに設定されているため、家電業界も魅力を感じている。この低価格をAmazonの有名なブランドおよび大規模なメディアライブラリと組み合わせると、Kindle Fireが「iPad」に次ぐ第2のヒットタブレットになる環境が整う。消費者は既に同製品の話題で盛り上がっている。
その結果として、開発者も興奮を覚えている。開発者の関心の度合いは、ローンチ前のiPadのそれにおおよそ匹敵する。Appceleratorの調査によると、2010年4月の時点でiPadに関心を抱いていた開発者の割合は53%だったという。
世界的に見ると、Androidタブレットの中で依然として首位を維持しているのはサムスンで、Kindle Fireを上回る関心を集めている。ほかの企業はゆっくりとしたペースで1~2種類のタブレットを発表してきたのに対し、サムスンはタブレットを次から次へとすぐにリリースしており、多様なサイズのGALAXY Tabを提供している。サムスンはiPadに続くタブレット(初代GALAXY Tab)を最初に発表した企業で、その勢いを維持してきた。
「MOTOROLA XOOM」「BlackBerry PlayBook」「HTC Flyer」など、苦戦を強いられているほかのタブレットと比べると、サムスンのラインは一定の成功を収めている。
しかし、Kindle Fireはそれ以上のヒット製品になる可能性を秘めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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