ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は、国内企業約1500社を対象に企業のスマートフォン、タブレット型端末の利用状況を調査した。
調査結果によると、スマートフォン導入済み企業は1年前の2010年9月時点から8ポイント増加し、16%に上昇。加えて「導入を予定/検討している」「興味はある」と回答した企業は全体の5割を占め、スマートフォン導入に関心を示す結果となった。
OS別では「iOS」が前回調査の43%から38%へ縮小した一方、「Android」が20%から44%へ拡大した。また「Windows Mobile OS」は、「導入予定/検討中」と回答した企業において14%を占めており、今度の動向が注目される。
導入状況をみると「導入済み」の割合が最も高かったのは「流通業」で、「導入を予定/検討している」としたのは「不動産業」が最多だったとのこと。
一方タブレット型端末については、導入率は現在12%。しかし「導入を予定/検討している/興味はある」と回答した割合は55%となり、37%であった2010年6月の前回調査から大きく拡大した。この結果から、GfKジャパンではタブレット型端末の特性、利点の認知向上に伴い、法人市場は急速に拡大していくと見ている。
また、昨今のモデル数増加とともに端末の選択肢も広がっている。「導入済み」企業でiOS端末を選択した割合は約6割だったのに対し「導入予定/検討中」とした企業では約4割にとどまり、ほかの端末へ選択が分散したとのことだ。
今回の調査は2011年10月にインターネットリサーチにて実施したもの。サンプル数は約1500。回答者は勤務先で情報システム部門に所属、またはITハードウェア・ソフトウェアの導入に関わっている人を対象にしたとしている。
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